百年賞

22世紀奈佐の浜プロジェクト

イベント概要

伊勢湾に流れ込む漂着ゴミは年間1万tを超えると言われています。
その半分が三重県の鳥羽市に打ち上げられ、なかでも、木曽三川の滋養豊かな水が巡ることで、のり、わかめ、牡蠣などが特においしく育ち、眺望も美しい答志島には年間数千tの漂着ゴミが押し寄せてきます。
島の皆さんや漁業関係者は、のり網を守りたいと、ゴミを回収しますが、拾っても、拾っても、次のゴミがやってくるのが現状です。
2012年1月に東海3県にこのことがニュースで取り上げられたことを契機にたくさんの方から、ゴミ拾いの手伝いにいきたいと声が上がり、同年6月に、「100年後に奈佐の浜の漂着ゴミをゼロにする」ことをスローガンに、海岸清掃を実施。翌年に続き、2014年10月12日には3回目を開催。愛知県から110人、岐阜県から32人、三重県内から134人、行政関係者46人、計300人を超える参加者が、答志島に集結しました。

審査員コメント

年間数千トンといわれる伊勢湾から流れ込む漂着ゴミを、年に1回集まって清掃回収するというソーシャルイベントで、自然愛好家や環境活動グループが、岐阜県、愛知県からバスを仕立てて参加するなど、県境を超えたイベントとして継続実施されており、その実行力、継続力が評価されました。また、清掃活動後に環境学習会を開く、子ども向けのフィールドも用意するなど、次世代に繋げていこうとする主催者の姿勢にも共感が集まりました。

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