1945年8月9日11時02分に長崎へ投下された原子爆弾は、本来小倉に投下される予定でした。また、若者の平和に対する無関心と戦争体験者の高齢化により、戦争の悲惨さを語り継ぐ機会が減っていると感じ私達は、原爆投下予定地であった、小倉の伝統である小倉祇園太鼓に伝わる「天下泰平」の意義に着目し、文化の力をツールとして、若者世代から平和について考える機会を創造していくことを目的に毎年、8月9日に小倉の地で「学生平和太鼓フェスティバル」を開催してきました。具体的には北九州市立大学、西日本工業大学、九州共立大学、九州女子大学の4大学の学生で企画から運営まで行い、小倉の伝統文化である小倉祇園太鼓を基とした平和太鼓や沖縄のエイサー太鼓などを演奏し、2年前はゲストとして韓国の太鼓も参加しました。平和を祈念するとともに戦争や平和について再考をはかる機会作りを行うという芸能・文化的平和イベントです。