超世代アート賞

『高野山1200年の光ー南無大師遍照金剛ー』

イベント概要

世界遺産・高野山御開創1200年を祝し、4月2日から5月21日までの50日間「高野山開創1200年記念大法会」が執り行われました。その中での、6日間、ハイライトとして、『南無大師遍照金剛』をテーマに、3Dプロジェクションマッピングとレーザーが融合した最新の映像技術を用いて、高野山始まって以来の初の試みとして、僧侶=大塔=弘法大師=大日如来を結ぶ、声明・映像・光のイベントとして大きな話題となりました。
初日の12日は、台風の影響で中止となりましたが、その後は天候にも恵まれ、期間中、約3万人の来場者が荘厳な祈りの空間の中で、光(プロジェクションマッピング)と音(声明)の饗宴を楽しみました。

審査員コメント

高野山開創1200年を記念して、真言密教の聖地、壇上伽藍で3Dプロジェクションマッピングが6日間にわたって開催されました。初日は台風の影響で中止となりましたが、その後は天候にも恵まれ、週末には入場規制もでるほどの人気を集めました。根本大塔を背景にした幽玄なCGマッピングとお坊さんたちの厳かな声明の響きが、深淵普遍の宇宙観とマッチして一大スペクタルとなりました。
宗教や国籍の違い、信仰の有無を超えて、また1200年の世代を超えて多くの人に感動を伝えたメディアアートということで「超世代アート賞」として評価されました。この催しの総合制作を担当したCOSMIC LABは、大阪を拠点とした気鋭のメディアアーティストグループで、地域で活躍するクリエイターたちにも大きな自信を与えることにもなりました。

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