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勇気の青い翼賞

ブルーインパルス熊本復興飛翔祭

イベント概要

2016年4月、熊本を震度7の大地震が2度にわたり襲い、尊い命が奪われ、橋梁や道路は寸断、数多くの家屋が倒壊しました。
TKUヒューマンではテレビ熊本と熊本リビング新聞社と連携し、震災復興の活力につなげたいとの思いで、ブルーインパルスの飛行プランを立案。
熊本県、熊本市、自衛隊など関係各位の熱い思いが実り実現に結びつきました。
メイン会場は被災した熊本城。当日は熊本城過去最高の6万人もの人達が来場され会場を埋め尽くしました。
被害が大きかった益城町や南阿蘇上空も、空港近くという難しい空域ながら、航空自衛隊の方々の強い思いから飛行が実現。 仮設住宅で不便な暮らしを強いられている方々も雲ひとつない青空に描かれるスモークの演技を見上げ手を振られました。
パイロットの方々は、ヘルメットに「くまモン」のステッカーを貼っての飛行。事前にビデオメッセージも送って頂き、県出身パイロットを始めとする隊員の方々の熊本飛行に懸けるその想いを、ニュースや告知で繰り返しお伝えし、飛行後は特別番組を制作/放送致しました。
そして熊本の皆さんの記憶に長く留めておいて頂きたいとの思いから、特番を柱に、訓練風景やコクピット内等の特典映像を盛り込んだDVDを発売。
更に12月、ブルーインパルスが出演する『宮崎:新田原エアフェスタ』を見学するプランを立て、熊本飛行への感謝を胸にした大型バス4台もの人達をお連れしました。
ちなみに、空幕広報室の話によりますと、ブルーインパルスの飛行を準備段階からテレビ局と共に行ったのは初めての事だそうです。 震災からやがて1年になりますが、まだまだ復興の道半ば。
あの日見た青い翼は、被災した熊本の数多くの人達の心に、大きな勇気を与えてくれたと信じています。

選考委員コメント

震災1年後に復興を祈念し、明日への希望や活力を蘇らせるために企画されたイベントで、大空を勇壮に飛翔するブルーインパルスの姿が、被災住民を励ます大きな力となったであろうことから、自衛隊、地元自治体、並びに企画・制作関係者に敬意を表し、「勇気の青い翼賞」が贈られました。