最優秀賞 経済産業大臣賞(日本イベント大賞)

花文化新時代賞
花いけバトル

イベント概要

花をいけ、対戦する。脈々と受け継がれる伝統と長い歴史を有する日本の花文化は、いけばなを中心に高齢化が進み、文化そのものを次世代に継承することが難しくなっている状況のなか、いけばなの流派や団体、部活動の所属の有無を問わず、花をいけることの魅力を伝える目的で開催。即興性、5分の制限時間、観客によるジャッジ、わかりやすい実況解説など随所にエンターテイメント性を高める工夫を凝らし、舞台を演出。ただ純粋に花をいける。花はうつくしい、花をいける人は輝いている、そんな場面に出会う瞬間がそこにはある。笑って、泣いて、喜んで、新しい時代の花文化を創出し、高校生大会も開催し、今までは何の関心も無かった人たちも巻き込み共に育みはじめた取り組みは花き業界全般を活気づける試みにもなっている。

選考委員コメント

日本の伝統文化でもある「生け花」の精神や感性を若い世代に引き継いでいくにあたり、流派を超えて競い合うイベントとすることで、絶大な効果を上げている点が評価されました。ノンバーバルかつ短時間でのパフォーマンスで競うスピード感、成果が理屈抜きで美しい作品という観点からも世界的に広まっていく可能性も感じさせるイベントとして「花文化新時代賞」の受賞となりました。