若者の経済に対する興味関心は、年々低下している。それは、経済情報が若者にとって、自身の日常生活とは無縁な存在になっているからではないか。
日本経済新聞社は、日本経済の「今」の写し鏡である自社のアセット「日経平均株価」を活用し、その変化を、若者の習慣の一部となっていたコーヒーの「味」と連動させる世界初の試みを実施。日経平均株価と連動して味が変化するコーヒー「NIKKEI BLEND」として、日本橋交差点に実際にコーヒースタンドをオープン。リアルタイムの株価データから自動生成されたロゴデザインがカップに印刷され、一つ一つ異なるロゴがARマーカーとなることで、その時点で最新の経済ニュースから経済の変化の理由を読み解ける仕組みを開発した。
日経平均株価の動きをリアルタイムでチャートロゴに転換し、株価の「高い↔︎低い」をコーヒー豆の「苦味↔︎酸味」に連動させてその場でブレンド、活字離れや経済に関心の薄くなっている若者に味わってもらうというキャンペーンイベント。チャートロゴはARマーカーとして携帯の自社ニュースサイトに誘導するなど、企業のアピールをスマートに展開したことが評価につながり「ブレンドで味わう日本経済賞」の受賞となりました。