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第44回全国高等学校総合文化祭(2020こうち総文)

イベント概要

高等学校教育の一環として、高等学校生徒に芸術文化活動の場を提供することにより、芸術文化活動への参加意欲を喚起し、創造的な人間育成を図るとともに、芸術文化活動を通じて、全国的、国際的規模での生徒相互の交流・親睦を図る。また、この大会をbeyond2020(内閣官房オリパラ事務局所管文化プログラム)として位置付け、大会参加者の文化の力で、日本文化を生かした次世代に誇れるレガシーの創出に取り組む。
本来であれば、開会行事としての「総合開会式」と「パレード」を行うほか、部門大会としての既定の19部門、開催地独自で設定できる協賛4部門の発表の場を設け、約2万人の文化部に所属する高校生が集まる高校文化部最大のイベントを開催する予定であった。しかし今年度は感染拡大防止の観点から通常開催を見送り、その代替としてインターネット上で活動発表を行う「WEB SOUBUN」と総合開会式のライブ配信、高知県内の高校生の発表の場としての「実施報告発表会」を開催した。

選考委員コメント

例年2万人の高校生が集う「全国高等学校総合文化祭」。新型コロナの影響で開催が危ぶまれる中、限られた準備時間の中で史上初のオンラインでの開催に挑戦し、開催地の高知県の高校生をはじめ関係者が一致協力し、見事に成し遂げられたことが高く評価され、特別賞の受賞となりました。開会式の冒頭、高校生たちが、さまざまな葛藤の中、文化活動を「不急」ではあるかもしれないが「不要」ではない、と宣言するシーンはとても印象的でした。