世界屈指のスノーリゾートとして成長してきた長野県白馬村は昨今、雪不足に悩み、村の主力産業である観光業の長期的な衰退の危機を迎えている。この背景にある気候危機への取り組みを打ち出すために2019年に白馬村で気候非常事態宣言を発令し、村をあげての意識向上に取り組んできた。このような経緯を踏まえて、2020年9月より環境と経済の両立を目指す新しい経済システムであるサーキュラーエコノミーに着目、有識者らをあつめたカンファレンスである「GREEN WORK HAKUBA」を開催してきた。
このGREEN WORK HAKUBAに参加した有識者や環境問題に取り組むベンチャー、白馬村の地元事業や、また白馬の将来を担う地元高校生らを交えて、2030年のあるべき姿を描くワークショップを開催。HAKUBA CIRCULAR VISIONとして、「サステナブルを遊ぶ、企む、つくる」というVISIONワードとともに、あるべきシーンをMAP化して発表した。
地域の未来を次世代の子供達と作り、白馬村でのサーキュラーエコノミーの実装に向けた動きを加速化させている。