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Voice Watch

イベント概要

世界に約2億人いる視覚障がい者、彼らはスポーツ観戦の盛り上がりから取り残されている。「試合の内容がわからない」、「一緒に行った人と楽しめない」、こうした視覚障がい者の悩みの原因は、健常者との「情報格差」にあることを発見。
「見る観戦から、聴く観戦へ。」 我々はトヨタ・モビリティ基金とともに、視覚障がい者のレース観戦を可能にする、世界初のライブ実況AI「Voice Watch」を開発。レースのあらゆるデータを音声情報に変換し、実況のないサーキット現地の観客席で、視覚障がい者に実況を届ける仕組みを構築。レースの実況音声を自動で生成し、レースを“聴く”という、新しいモータースポーツの観戦体験を実現する。
このVoice Watchを、鈴鹿サーキットと岡山国際サーキットで開催された、日本最大の耐久レース「スーパー耐久レース」で導入。スマートフォンのカメラ映像と、走行データのリアルタイム分析を元に、精度の高い実況を実現。さらにモータースポーツにとどまらず、子どものスポーツ大会でのトライアルも実施。東京で開催された「こどもすぽりんぴっく」の小学生50m走で、視覚障がいのある父親に、自分の子どもが走る様子の実況音声を届けた。我々は、健常者と障がい者が、あらゆる種目のスポーツ観戦をともに楽しめる世界を目指していく。