シルバー賞

神楽坂まち飛びフェスタ2022 「坂にお絵描き/坂にお絵貼り」

イベント概要

「神楽坂まち飛びフェスタ」は神楽坂の毎年秋の恒例、まちの手作り文化祭。アート、伝統芸能、ストリートパフォーマンス、展示・体験等の文化企画が期間中、神楽坂のどこかで開催されています。
1999年から地元の有志で始め、地元の商店会、企業、大学、団体、店舗、住民などを巻き込みながら毎年進化を遂げ、2022年に24年目を迎えました。実行委員は全員完全ボランティア。IT系企業等勤務や会社経営者、研究者、建築家、写真家、アーティスト、コスプレイヤー等多彩なメンバーが本業での能力を活かし一つのイベントを作り上げています。
最終日11月3日にはメインイベント「坂にお絵描き/坂にお絵貼り」を開催。「坂にお絵描き」は神楽坂通りの上から下まで700mに真っ白なロール紙を敷き、誰もが絵の具で自由にお絵描きする、老若男女、特に地域の子供達に大人気のイベントです。2020年にはコロナ渦の制約の中、実行委員会で知恵を絞りオンライン企画「坂にお絵貼り」も始動。事前に自宅等で描いた絵をスマホで撮って送ってもらい、当日実行委員が印刷して路上に貼ります。
さらに2021年には「神楽坂こども応援プロジェクト」と銘打ちオンライン応募1枚につき500円新宿区のこども食堂に寄付される仕組みを導入。2021年11月NHK「あさイチ」番組内「寄付」特集の中でも取り上げられ、2022年は666枚の応募がありました。

選考委員コメント

神楽坂で毎年秋に開催されている、町の手作り文化祭。町の賑わいづくりイベントとして、四半世紀にわたり、代々実行委員会が次の若手にバトンを渡しながら継続開催されている点が評価されました。コロナ禍でもデータで作品を募集、展示にこぎつけたり、子ども食堂の支援を募る仕組みの導入など、町の人々の思いが伝わるイベントとして受賞に至りました。