「春からみんなで使う場所を、みんなでペイントしよう!」を合言葉に地域の方々が参加し公園の活性化につながったワークショップ型イベント。背景にあるのは大阪府豊中市の千里中央公園活性化事業。豊中市の公募でエイチ・ツー・オーリテイリング株式会社を中心とした事業体「千里中央公園パートナーズ」が選定され、公園活性化事業を加速させるきっかけとして(公民連携による魅力ある公園づくりを進める事業の一環として)2023年春の収益施設オープンにあわせ実施した新しい取組み。公募時の提案コンセプト「1OOORE SCENES ~公園の魅力を再発見し、千里のくらしを彩る千の景色をみんなでつくる~」から、公園内の旧施設を活用しリノベーションを行い整備されたコミュニティースペース。地域の活動拠点となるこの建物を、アートの力をいれながらみんなで塗り、自分達の居場所を自分達で作って愛着をもってもらうことを目指した。ぬる「色」は、前年の秋に美術家の中島麦さんと一緒にみんなで公園の中を歩いて見つけ、絵の具を混ぜあわせ思い思いに作った多様な「色」。春になり再び近隣の方々が集まり、○を描くというルールで自分が好きな色を建物の外壁や植木鉢などにペイント。古びた施設は新しい居場所に生まれ変わり、施設オープン後には自分が描いた○を見にくる子供たちの姿も。開業前からその後も、地域の絆を深める活性化プログラムの一歩となったイベント。