地方創生イベント「空海が見つけた見附島Ⅱ」は4月16日に石川県珠洲市宝立町見附島海岸で開催された。珠洲市の観光名所である見附島を自然のスクリーンとして、プロジェクションマッピングを映し出し、ドローン100台のドローンショーを空海伝説をもとに開催された。「空海が見つけた見附島Ⅱ」は、2023年に石川県が主催する国民文化祭のPR事業である「いしかわ百万石文化祭2023開催記念応援事業」に採択されている。空海伝説を地元の小中学生が説明し、ダンサーがコンテンポラリーダンスで表現。国際デジタルアーティストの長谷川章氏のプロジェクションマッピング・デジタル掛け軸を背景に、伝統芸能の福井県・三国節の唄と踊りと三味線、富山県・おわら節の唄と三味線を奏でた。
本年1月1日に震災に見舞われた石川県珠洲市の中でも空海の伝説が色濃く残る見附島を舞台に、震災でその姿が大きく変わる前に開催されたイベント。福井県三国節や富山県おわら節など隣県の伝統芸能を取り込みつつ、デジタル掛け軸やドローンといったテクノロジーも取り入れた構成、さらに低予算で学生が主体となり実施された点が評価されました。