2025年3月30日の開館まで半年となるタイミング行われたカウントダウンイベント。美術作品が入る前のからっぽの美術館を舞台に、子どもから大人まで昼も夜も一日中遊びつくせるプログラムを繰り広げます。みんなが主役の「かえっこバザール」、まちを彩るフラッグづくり、アーティストトーク、ゲームやワークショップが盛りだくさん!おいしいものが集まるマルシェや謎解きラリーもあり。レーザーや映像による光の共演が楽しめるナイトイベントも必見です。
からっぽの空間は、創造の予兆に満ちている――開館を半年後に控え、あえて“作品がまだ存在しない”美術館そのものを舞台に、人々の想像力と参加意識を呼び覚ますこのイベントは、地域に根ざした新しい美術館のあり方を鮮やかに提示しました。倉吉市の人口の1割以上にあたる約6,000人を集め、60名以上のボランティアとともに市民が一体となったその熱量と創造性は、まさに地域とアートの未来をつなぐ先駆的試みとして高く評価されます。(蜷川有紀選考委員)