現在、世界では1億人以上が紛争や迫害により故郷を追われており、日本にも年間1万人以上が難民申請をしています。毎年6月20日は、国連が定めた世界難民の日です。紛争や迫害から逃れた難民の人々の勇気を称え、彼らの保護と支援に対する世界的な関心を高めることを目的とする世界難民の日に合わせ、NPO法人WELgeeは、日本に逃れた難民の方々と、日本のビジネスリーダーが、世界の人権課題解決のための事業アイデアを考えるアイデアソンを開催しました。
本アイデアソンは、企業人と難民が対等な立場でビジネスアイデアを創るプロセスを通じて、「社会の負担」と捉えられられがちな難民が「新たな産業やビジネスを共に創る仲間」であると伝えることを目的としています。イベントには117名が参加。アイデアソンでは、50名のビジネスパーソンと、11名の難民当事者が、8つの業種を題材に、人権課題解決のための新しいビジネスアイデアを発案するため、活発な議論が行われました。社会的な関心も高く集まり、日経新聞などの7社のメディアが取材に訪れ、イベント翌日のテレビ東京ワールドビジネスサテライト(以下、WBS)で報道され、大きな話題となりました。